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流域政策研究フォーラム
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● 流域政策研究フォーラムの設立
流域政策研究フォーラム設立趣意書 

  

 湖沼・河川の多様な資源価値の持続可能な利用・保全を実現する、新しい流域政策の枠組みが今日ほど強く求められている時代はない。とくに、良好な生物生息環境や水質といった環境の価値を、世代を超えて守り続けていくためには、事後的対策や法規制・制御政策、ハード重視の施策から、予防的政策や誘引的政策、ソフト重視の施策への展開が不可欠である。また、そういった政策を実現する社会的な仕組みの基本は、統治(ガバメント)から協治(ガバナンス)に大きく転換しつつある。わが国最大の湖沼である琵琶湖でも、流域資源の持続可能な管理は大きな課題で、その利用と保全の目標の再設定や全ての利害関係者が主体的に関与しつつ一体的に推進する流域ガバナンスの確立が課題となっている。

 流域政策研究が求められているのは、もちろん琵琶湖流域だけではない。国内外を問わず、すべての湖沼流域、河川流域に今日求められている。このため、国際的な研究成果からわが国が学ぶとともに、わが国の成果を国際的に還元していくことも流域政策研究の重要な課題となる。

 以上のような認識に立ち、湖沼および河川流域の健全な管理を進めるために、政策とその実践について関心のある研究者・学生、市民・事業者、行政が、これから先に構築すべき流域政策を指向し、情報と意見・アイデアを交換し、連携しつつ切磋琢磨する場として、「流域政策研究フォーラム」をここに設立する。この趣旨に賛同する多くの仲間が本フォーラムに集うことを切望する。

2006年9月24日   

   設立発起人一同

 


 

流域政策研究フォーラム設立総会及び講演会プログラム

於:9月24日(日)、草津市立市民交流プラザ
(JR南草津駅前「フェリエ南草津」5階)

  • 第1部 設立総会

  13:30-13:35  開会挨拶 

  13:35-13:50 設立準備の経緯と設立趣意書の発表

  13:50-14:05 会則の発表と質疑応答,承認 

  14:05-14:20  役員案,初年度活動案の発表と質疑応答,承認 

  14:20-14:30 司会により代表・代表幹事、副代表幹事の紹介

  14:30 閉会

  • 第2部 講演会

  14:45-15:00 開会の挨拶・フォーラムの趣旨説明・講演の趣旨
          および講演者紹介
       

  15:00-15:35 記念講演1
          「統合的水資源・流域管理をめぐる国際的な議論の動向
           滋賀大学環境総合研究センター教授 中村正久

  統合的な水資源管理や流域管理の一般的な考え方は幅広く支持されているものの、概念が成立してきた歴史的経緯は国や地域によって大きく異なり、その実態は個別事例ごとに大きく異なる。世界の流域管理や水資源管理をめぐる議論はどう展開しているのか。水文・気象、社会・経済、歴史・文化などの地域特性や流域状況の違いはそういった議論にどう反映されているのか。湖沼を抱える流域の管理をめぐる議論や課題を克服する取り組みの方向性は何か。フォーラムが取り組むべき多岐にわたる課題の一端としてこういった話題を紹介する。

  15:35-16:10 記念講演2 「流域システムの価値と流域ガバナンス」
           滋賀県立大学環境科学部教授 仁連孝昭

 流域システムの持っている物理・化学・生物学的な機能は多様なサービスを人間社会にもたらしているが、私たちはそれらのサービスの価値を正当に評価することなく利用してきたため、結果としてシステムの機能不全を引き起こしてきた。その理由の一つは、個別ステイクホルダーの利益追求を相互に調整する仕組みがうまく働いていないことであり、もう一つは、多様な利益のうち直接的な利益は評価されているが、間接的な利益については評価されていないことである。このような不具合を調整する『流域ガバナンスの構築』がいま課題となっている。

  16:10-17:00 コメントおよび質疑

  • 設立記念懇親会(自由参加) 


 
 
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