【2009年12月7日】 第38回公開研究会を開催いたします(17:15〜19:15、大津サテライト)
更新日時: 2009/12/01 11:54

本センターでは、西澤栄一郎氏(法政大学)、栗山浩一氏(京都大学)
をお迎えして、下記の通りワークショップを開催いたします。皆様のご参加
をお待ちしております。



滋賀大学環境総合研究センター第38回公開研究会
(第8回 農業・環境・資源経済学ワークショップ)

日時:2009年12月7日(月)17:15〜19:15

会場:滋賀大学大津サテライトプラザ(JR大津駅前平和堂5階)
http://www.shiga-u.ac.jp/9/10/res.0/access.jpg
* JR大津駅はJR京都駅から琵琶湖線で2駅です(所要時間約8分)。

報告1
タイトル:農業部門の排出課徴金と排出許可証取引制度:オランダの事例

報告者:西澤 栄一郎 氏(法政大学経済学部 教授)

要旨
オランダの環境政策では、税・課徴金や排出取引などの経済的手法が積極的
に使われている。農業分野においても経済的手法の事例がある。本報告では、
家畜糞尿対策としてかつて実施されていた糞尿および豚・家禽に関する生産権制
度と、地下水汚染および富栄養化への対策として、一定水準以上の窒素とリン酸
という養分の環境への損失(農場からの産出量から農場への投入量を差し引いた
もの)に課徴金をかけるというミネラル会計制度(MINAS)について、実施状況を検
討し、経済学的な特徴を明らかにすることを目的とする。
糞尿および豚・家禽に関する生産権制度は多くの問題を抱えていた。それは、
実質的な頭羽数制限だったこと、取引に関する制約が多かったこと、制度の先行
きが不透明だったこと、農業者の不満が高かったこと、などであった。また、取引
が活発ではなかったため、費用削減効果も明瞭には認められない。MINASの課徴
金は、経済的手法として導入されたが、実際は損失基準量を遵守させるために高
い料率が設定されたため、経済的手法が持つとされる効率性を発揮できなかった。
MINASの導入によって窒素とリンの損失量が全般的に減少したことは事実であるが、
これはMINASの養分会計という手法によるところが大きい。


報告2
タイトル:The Intertemporal Substitution of Recreation Demand: A Dynamic
Kuhn-Tucker Model

報告者:栗山 浩一 氏(京都大学大学院農学研究科 教授)

要旨
The demand for recreation exhibits intertemporal substitution, as well
as spatial substitution. In this paper, we develop a dynamic Kuhn-Tucker
model of recreation demand with intertemporal substitution effects, from
both theoretical and empirical perspectives. We propose a dynamic
extension of the traditional static Kuhn-Tucker model and apply this
model to data for the beaches of Southern California. The empirical
results suggest that disregarding intertemporal substitution effects may
result in an overstatement of welfare loss for the beach closure.


申し込み:事前登録は不要です。
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