【公開研究会(第28回)】 (2008.2.11) 第3回 農業・環境・資源経済学ワークショップ 河川環境の流域単位での管理対策評価
更新日時: 2009/10/01 10:05

第28回 公開研究会 (第3回農業・環境・資源経済学ワークショップ)

△当日のチラシ (pdf)

河川環境の流域単位での管理対策評価

日時:2008年2月11日(月)16:00〜18:00
場所:滋賀大学大津サテライトプラザ(JR大津駅前平和堂5階)

参加費:無料

第3回目の農業・環境・資源経済学ワークショップを開催いたします。
本ワークショップは、農業・環境・資源経済学についての研究交流を図ることを目的とした集まりです。今回は、講演者として広島大学大学院国際協力研究科21世紀COEプログラム研究員の大床太郎氏、討論者として立命館大学経済学部准教授の寺脇拓氏をお迎えします。

▲▽▲プログラム ▲▽▲

■講演者 
大床 太郎 氏 (広島大学大学院国際協力研究科
21世紀COEプログラム研究員)
  
要旨:長大な河川の環境管理は、多様な選好を持った流域住民が存在する可能性があり、対策を講じることが非常に困難である。本研究では、流域単位でどのような環境対策を講じる必要があるかを検討するため流木等ゴミの流化によって生態系や景観の損なわれている北上川を対象として、ヨシ原保全、シジミの保護、流木等のゴミの量、レクリエーション(遊歩道・休憩施設・親水設備)の整備を属性とした選択型実験を行い、流域住民の選好の多様性を考慮した潜在クラスモデルによって分析を行った。分析の結果、上流と下流の環境への意識差と、費用負担への意識差とが確認された。環境への意識差として、自然環境に関しては外部者と考えられる上流域の方が価値を高く評価し、レクリエーションに関しては、直接的受益者と考えられる下流域の住民が複数のレクリエーションの併設を望んでいることが示された。費用負担の意識差として、自然環境・レクリエーションとも全流域で負担することが好まれる結果となった。以上によって、選好の多様性を考慮した流域単位での河川管理の重要性を示した。
  

■討論者 
寺脇 拓 氏 (立命館大学経済学部准教授)
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