湖沼流域ガバナンス研究成果一覧
Lake Briefガイドラインと現地事例湖沼への適用

本プロジェクトにおける最も基本的な研究推進手段は事例湖沼をめぐる「Lake Brief」の作成と、そのプロセスにおけるステークホルダーグループの幅広い関与である。Lake Brief作成ガイドライン(付属資料集の6)は、プロジェクトのコアメンバーによるワーキンググループ会議(WGM1〜WGM 3)を通して順次改訂された。また、今年度Draft Lake Brief作成ガイドラインの適用対象湖沼の選択に当っては、プロジェクト申請書に示したとおり、地域特性、個別湖沼の特徴、直面している問題などを幅広く勘案した。


マレーシア総合大学での講義

lLBMワークショツブ

本プロジェクトが取り組んだ研究推進及び情報収集活動は、

  1. Lake Brief作成への協力に関する協議と一体的に行うワークショッ プ。
  2. 個別湖沼について作成されたドラフトLake Briefを幅広いステーク ホルダー参加の下で改訂していくためのワークショップ。
  3. "ILBM"研修モジュールを使った流域ガバナンス強化・向上にむけた 取り組みを支援するワークショップ。

の3つのタイプに分類することが出来る。

カトマンズのJICA事務所にて プネのワークショップ(インド) チャパラ湖のフィールドトリップ(メキシコ)

ILBM研修モジュール

ILBM研修モジュールは、 GEF/世界銀行/GEFプロジエクト"Towards a Lake Basin Management lnitiative"の成果を反映する形で、ILECがJICAの協力の下で実施している「湖沼環境保全のための統合的流域管理」集団研修コースの教材開発の一環としてとりまとめたものである。上記報告書の章立て(とくに6つのガバナンス要素の記述)に沿って、各章の概要テキスト、各章の概要を示したパワーポイントスライド、関連する事例湖沼の課題の紹介テキスト及びパワーポイントスライドから構成されている。現在、この研修モジュールをLake Brief作成に取り組むステークホルダーワークショップでの活用を思考中である。モジュールのWebsiteは以下の通り。http://www.typetoweb.com/jica/index.htm

ケニヤ貯水池流入河川の養魚場
(マレーシア)
チニ湖調査風景(マレーシア) チニ湖沼調査風景(マレーシア)
上記3の"ILBM"研修モジュールは、 Lake Briefと共に重要な役割をしたが、これはILECが国際協力機構(JICA)の協力の下で進めてきた"ILBM"集団研修コースを支援する教材開発として取り組んだもので(Box2参照)、本プロジェクトと相互補完的な役割を果たしている。なお、ネパール(フェワ湖、ルパ湖他、ベグナス湖)、フィリピン(ラグナ湖)、マレーシア(チニ湖、ブキットメラ湖)、西北ロシア(ラドカ湖、ペイプシ・チュード湖、イルメン湖)については上記1の目的で、インド(フセインサガール湖、ウジャニ貯水池)については上記2の目的で、メキシコ(チャパラ湖)については3の目的でワークショップを開催した。その成果は付属資料リストー覧の5e6.および7.に反映した。
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