湖沼流域ガバナンス研究成果一覧

国内湖沼は、それぞれ既に湖沼水質保全計画、下水道整備計画、河川整備計画など複数の流域計画に基づく制度や仕組みが存在し、水質改善や生態系保全をめぐる長期的な取り組みに向けた市民参加などの社会的な情報共有も進められてきた。2008年度は、諏訪湖、北関東湖沼群(霞ヶ浦、印旛沼、手賀沼など)および宍道湖・中海について、それぞれが特徴的にもつ流域ガバナンスの諸相を深く掘り下げるための本格的な現地調査・関係機関協議に向けた情報の収集に努めた。諏訪湖については主として湖水の水質改善と湖辺環境の回復をめぐる取り組みの経緯と実情、霞ヶ浦・手賀沼・印旛沼の湖沼群と北関東河川流域については水資源・河川流域管理と湖沼水量・水質管理の課題、宍道湖・中海については汽水湖をめぐる開発と保全の葛藤および社会の幅広い連携による自然再生事業の新たな展開、が来年度以降の流域ガバナンス分析の切り口として有効であろうことが明らかになった。

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