流域管理の仕組みを構築し、それを有効に機能させるためには湖沼流域ガバナンスの諸相と、それがもつ課題と展望を理解する必要がある。そのため、既存の文献情報とともにLake
Brief作成ガイドラインに基づいて掘り起こした新たな情報を、上記の湖沼データベースに含まれる定性的な自然科学情報と合わせて専門分野を横断する議論の場に提供する必要がある。知識ベースシステムの開発は二つの方法で進められている。
一つは、"ILBM"の研修モジュールの開発で、これはBox.2で紹介した。もう一つはLAKES(LearningAcceleration
and Knowledge Enhancement System)と名づけられたインタアクティブな情報検索・ディスプレーシステムの開発で、これは総合地球学研究所の協力でその取り組みが進められている。
|