湖沼流域ガバナンス研究成果一覧
「湖沼流域ガバナンス」は、湖沼のような静水システムの、流域全体の多様な資源価値の保全と利用を持続可能なかたちで実現するために考案された概念である。自然が提供する多様な資源価値を効果的に保全・管理していくためには、政府が中心的な役割を果たす従来型の政策的な枠組みを越え、パートナーシップやネットワークといった公式・非公式の社会の仕組みを包括的・長期的に機能させる"ガバナンスの向上や強化"が不可欠であるということは既によく知られている。しかし、湖沼の様な静水システムの場合、その資源の利用や保全が持続可能な形で実現されるためにはその自然科学的特徴(1長い滞留時間、2流域の自然や人間活動の統合性、3複雑な湖内の相互作用)をガバナンスのあり方に反映する必要がある。従って、そういった課題に様々な取り組みを進めてきた世界の国々におけるガバナンス構築や変遷の実例を分析し、汎用的な知識ベースとして確立するとともに、これまで十分な取り組みがなされてこなかった世界の湖沼流域管理に反映する必要がある。
滋賀大学石山キャンパス
/環境総合研究センター研究棟
2008年度年次レビュー会議風景 幻想的な琵琶湖尾上沖
 
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