湖沼流域ガバナンス研究成果一覧
滋賀大学環境総合研究センターは文部科学省特別教育研究推進費の採択を受け、2008年4月より3年間の計画で「湖沼流域ガバナンスプロジェクト」を遂行している。このプロジェクトの目的は国際連携に基づく研究推進であり、とくに統合的湖沼流域管理(ILBM)[Box-1]に関する知識ベースシステムの構築に取り組むことを重要な課題としている。そのため、2007年7月に本センターが滋賀県立大学と協力して設立した「流域政策研究フォーラム」を活用し、流域ガバナンスの概念をめぐる学術的な研究交流を推進するとともに、流域環境問題を抱える世界の代表的な事例湖沼においてワークショップを開催し、情報収集と共有の仕組みを構築していく。

統合的湖沼流域管理(ILBM)

ILBMは、湖沼と流域の管理を管轄された組織やステークホルダーが、湖沼が持つ静水システムの特徴をふまえた上で、その資源の持続可能な利用と保全を実現するために必要な考え方を示しています。世界の湖沼環境の改善は、長期にわたる政治的コミックメントの下で、組織体制や仕組み、政策の枠組みや法制度、利害関係者の参加、科学的知見、技術的取り組みの可能性と限界、持続可能な財源の調達に取り組みILBMを推進する事で初めて可能となります。(「世界の湖沼の悲鳴」:国際湖沼環境委員会、2007年) ILBMの基本的な考え方は国際湖沼環境委員会(ILEC)が執行機関となり2003〜2005年にかけて実施されたGEF/世界銀行プロジエクト "Towards a Lake Basin Management lnitiative"の成果の集約過程で生み出されました。

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