湖沼流域ガバナンス研究成果一覧
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ストックホルムシンポジウムの様子(スウェーデン)
レビュー会議の成果と課題

主要な論点
2つの会合における議論の中で明らかになった重要な点は以下の通りである。

  1. 世界の湖沼とその流域の多くが様々な問題を抱えており、気候変動はさらなる脅威となっている。これに対応していくためには従来の枠組みを超えた新たな取組みが必要であり、今こそ持続可能な"流域ガバナンス" の実践が求められている。
  2. "ILBM"は、河川を含む湖沼・貯水池など静水システム(人間の水利用の大部分がこの形で行われる)の統合的管理のための"流域ガバナンス"の枠組みを提供する。"ILBM"は、単なる水資源管理だけでなく、自然と人間社会をともに持続的に保全していくための枠組みである。
  3. "ILBM"が有効に機能していくためには価値観やパラダイムの変換が必要であり、長期的かつグローバルな視点をもって取り組んでいくことが重要である。
  4. 国、地域、流域ごとに地理・気候・歴史・文化・社会経済的な背景などが異なるので、それぞれの流域で最適な"ILBM"の普及とその推進を図る必要がある。
  5. "ILBM"のさらなる普及と実践のためには、世界各地の流域における様々な課題に対する実践事例とその経 験を共有することが有用である(湖沼ブリーフ)。
  6. "ILBM"はまだ比較的新しい概念であり、その実践には、(自然)科学的な手法だけでなく、社会・法制度か らのアプローチ、自然景観・文化・伝統・歴史的視点からの考察など、多様な側面をうまく取り込んでいく 必要がある。
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